2019年10月31日

ドーナツとドーナツの穴 第8回 『雑巾の「雑」』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第8回は『雑巾の「雑」』


 雑巾は汚れを拭くもの。拭いてきれいになったら、雑巾は逆に汚れる。その汚れを水に流して、また汚れを拭いて、洗って…、を繰り返し、いずれは「ぼろ雑巾」になって捨てられる…。


 最初から、雑巾になるための布…、というものはあまり存在しません。だが最近は使い古されたタオルや、布切れを自分で縫って雑巾にすることは少なくなり、雑巾として市販されているものを買う人もけっこういます。100均にも普通に売ってあります。

「新品の雑巾」

という昭和世代からは意味のわからないものも存在しています。

……


 雑巾の「雑」には、

「とりあえず」
「間に合わせの」
「主要でない」


という意味があります。つまり、雑巾は汚れを拭くものだが、どこの汚れを拭くかは「ぼんやり」しているということです。ただし、

『雑巾では絶対に拭かない場所』

が存在します。あなたも多分雑巾で拭くところと、その他のもので拭くところは明確にしているんではないでしょうか?


 これを仕事に当てはめると結構恐くなります。

間に合わせの、とりあえず、やっつけの仕事≒「雑仕事」(造語です)
※雑務とは違います。雑務は「やるべき仕事のために付随する仕事」のこと。

をやらされていて、かつ、

本来の「主要な仕事」「やりたい仕事」「重要な仕事」等々からは明確に外されている…。

みたいな状況です…。


 雑巾に感情移入するほど、ゆたかな感情は持ち合わせていないが、目の前の仕事が、

「雑」仕事なのか?
せめて「雑務」なのか……?
ラッキーなことに「主要な仕事」なのか…?

それを思うと恐くなります。「雑」仕事と割り切ってやっていればまだましで、もっと恐いのが、

「雑」仕事≒何でもやれる、マルチプルな、総合的に対応している仕事

勘違いしてる場合です。※周囲の評価と自己評価が異常に乖離している人などにみられる現象です。


 「雑」仕事は続けていても、総合的な仕事や全体に関わる仕事にはつながることはありません。一方で組織でやっていくには、「雑」仕事に絶えないと次のステップに進めないことがほとんどです。

「雑」仕事をしながら、雑務をこなし、自分の仕事に向かう…。

だから、若い頃、かけだしの頃の仕事は大変だし、面白くない(ことが多い)。


 自分が面白いことだけやって、仕事になっている人もいると思うかもしれません。だが例外なく付随する雑務はこなしているし、「雑」仕事もやっています。そういう人はその苦労を人に見せていないだけだなのです…。少なくとも、SNSにそんなことをアップする人はいない…。なんなら、社長とか経営者とかそういう人の方が、「雑」にまみれていることも多いはず…。


 「雑」仕事はゼロにはなりません。ただし、それだけやっていてもどこにもたどりつけないものです。雑務も同様。限られた時間の中で、「やりたいこと」をどれくらい組み込めるか…。そういうことなんだと思います。



「ドーナツ」=「雑」仕事、雑務

「ドーナツの穴」=「雑」仕事、雑務で追いやられる、自分のやりたい事


今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 10:32| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴