2019年11月30日

ドーナツとドーナツの穴 第37回 『好き嫌い』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第37回は『好き嫌い』


 好き嫌いで仕事を選ばない…、という人がいる。では仕事以外のことは結構「好き嫌い」で選んでいるのだろうか?

 好きなことだけを仕事にしたい…、という人がいる。では「好きなことをやるために必要な嫌いなこと」は仕事としてやらなくてもいいのだろうか?

 人が嫌いなことだからお金になるという人がいる。では本当に嫌いなことだけをやり続けることが人はできるのだろうか?

……

 仕事だけではない。人の好き嫌いでも、食べ物でもなんでもそうだ。

「好きなものの中に嫌いがある」

「嫌いなものの中に『好き≒必要』なものもある」


好き嫌いは純粋にそれだけ選べるものではない。必ず付随して、好きには嫌いが、嫌いには好き?がついてくる。

 ……

 嫌いな理由をつらつらと言えるとき、その対象物を相当観察しているわけだから、おそらくそれは「好き」の要素が入っている。いや、見方によってはそれは「好き」なのである。これはちょっと言い過ぎか。

 好きな理由をつらつらと言えるとき、その対象物を相当客観視しているわけだから、おそらくそれは「嫌い」の要素が入っている。とは言い過ぎか。いや、見方によっては「嫌い」≒「冷めている」状態ともいえる。


 好き嫌いは客観視できていないものに対して、瞬間的に沸き起こる感情だ。長くかかわろうとすれば、好きも嫌いも逓減する。それだけに人にしても、物にしても、

『好きが持続する対象は貴重』

なんだと思う。同時に

『嫌いが持続する対象もある意味貴重』

なんだと思う。普通は無関心になるはずだから…。


 好き嫌いと言えるうちは、少なくともそこに何かはあるということなんだろう。「好き嫌いすらない」というのが一番こたえる反応だ。悪名は無名に勝る…、という言葉に似ている。好きも嫌いもなければ、そもそも「ない」にほぼ等しい状態なのだから…。

「ドーナツ」= 『好き嫌い』

「ドーナツの穴」= 好き嫌いを言えるうちは、客観視できない何かがあるということ。良くも悪くも貴重なこと。



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:39| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴