2019年11月19日

ドーナツとドーナツの穴 第27回 『「出し抜く」考』 その2

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第27回は『「出し抜く」考』 その2


 前回は出し抜く環境の話だった。前提条件として、出し抜く環境が整っているとしよう。では、どんな人が出し抜く能力が高いといえるのだろうか……?


 出し抜くには、出し抜く相手に「出し抜かれている」と悟られてはいけない。見るからに「こいつは出し抜きそう」という人に対して、人は用心する。

・詐欺師らしい詐欺師

とか

・見るからに泥棒

なんて人は、おそらく三流、いやっ、四流の詐欺師や泥棒だろう…。

『出し抜く能力の高い人は、「出し抜かない」と相手に思われる能力の高い人』

だと言える。


 さらに、出し抜いたあとに相手に「出し抜かれた」と思われると、出し抜き稼業?の商売は上がったりである。ということは、出来るだけ「出し抜いたあとも出し抜いたことが気づかれない」ことが必要だ。言い変えれば、

『出し抜いたことが悟られなければ、その相手からいつまでも出し抜き続けられる』

ということである。かくして出し抜く能力の高い人の特性が2つ浮き彫りになった。

・出し抜くのに、「出し抜かない人」と周囲に信用され、
・出し抜いたのに、「出し抜いたこと」が周囲に悟られない


能力の持ち主…だということになる。なんてハードルの高い能力だ。この能力があれば、

『おそらく、出し抜かなくてもそれなりの成功を収められるはずだ!』


 出し抜く能力の高い人間は、そもそも、人を出し抜く必要が少ない。しかも万が一出し抜いたとしても、それに気づく人も少ない…。出し抜かなくても、出し抜いてもうまくいくのだ。


 出し抜いていると見破られた時点で、出し抜き稼業としては三流なのである。




「ドーナツ」= 出し抜く

「ドーナツの穴」= 出し抜く能力の高い人間は、そもそも、人を出し抜く必要が少ない。しかも万が一出し抜いたとしても、それに気づく人も少ない…。出し抜かなくても、出し抜いてもうまくいくのだ。



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 15:29| Comment(0) | ドーナツとドーナツの穴