2019年12月17日

ドーナツとドーナツの穴 第54回 『すべてがFe(鉄)になる…』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第54回は『すべてがFe(鉄)になる…』

 地球の質量の3分の1は鉄である。それに対し水は質量で言えば、地球全体の0.002%ほどしかない。地球は水の星とは、質量で考えれば微妙なネーミングである。広島大学の長沼毅教授曰く、「宇宙は鉄をつくるために存在している」。ちょっと前に流行った話である。

実は鉄の原子は、非常に安定しているといわれている。宇宙が不安定な状態から安定した状態へむかっているとすれば、いずれすべての原子は鉄になるはず…。これがこの話の大筋である。

とあることで、長沼教授のTVでの露出はさっぱりなくなったが、この話は面白かった。すべての物質がだんだん鉄に収斂していくという話だが、その理由は、ざっくりいうと、

『鉄より軽い原子は「核融合しやすい」、鉄より重い原子は「核分裂しやすい」』

から、だんだん物質は鉄に収斂していくということらしい。要するに、鉄原子は「核融合・核分裂」しにくく、原子のなかでも一番安定しているということだ。なぜ鉄なのかは不明らしい……。

……

 面白いことに、現実社会でもこの鉄の原子のような絶妙なバランスが存在する。

・ものやサービスの値段が高すぎるとお客さんが離れて行って、安すぎると経営が苦しくなる。売り手も買い手も「ちょうどいい」値段が存在する。

・服薬治療で、服薬量が多いと効果より副作用の方が強くなり、少なすぎると十分な効果が得られない。「ベスト」な服薬量が存在する。

・手技や徒手による療法で、その関り(タッチ)が強すぎると、相手の負担が大きくなり、弱すぎると効果が小さくなる。「ちょうどよい心地よさ」の関り(タッチ)が存在する。

・資格などで、資格者数が多すぎると、その資格の価値が下がり、少なすぎるとその資格の認知度や影響力が少なくなる。「ちょうどよい資格者数」というのが存在する。

他にもスタッフの給料と経営の話とか、子供の教育にかえる時間と費用とか、恋愛とか……、すべての人間の営みも、

「ちょうどよいポイント」

を探している。
いや、そこに落ち着くというべきか…。


 「ちょうどよいポイント」を最初に見つけ、それを広めた人が多くの人を幸せにするのかも知れない。


 量が豊富なのもあるだろうが、人類が加工できる範囲内で形状を変えることができるから、まちがいなく一番人類が使っている金属は鉄である。

 『すべてがFe(鉄)になる』≒『仕事や恋愛、人生の鉄(ちょうどよいポイント)を探す』

生きるとは試行錯誤の中で、そのポイントを見つけられたら、そこそこ幸せなんだと思う…。


 

「ドーナツ」= 『すべてがFe(鉄)になる』

「ドーナツの穴」= 『鉄より軽い原子は「核融合しやすい」、鉄より重い原子は「核分裂しやすい」』から、だんだん物質は鉄に収斂していく


参考サイト:宵っ張りラジオステーション https://www.yofukashi.work/entry/2019/03/10/170409



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 11:44| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴