2020年03月26日

ムリ・ムダ・ムラ 第16回『皮と身の間』

 「皮と身の間に一番栄養がある」とか、「皮と身の間が一番おいしい」ということをよく聞くし、自分もいっている。果物や魚、肉など、「皮のある食べ物」では間違いなく使われる常套句なのではないかと思う。


 実際、人間は「際」「エッジ」「境目」「境界」が好きである。学問や研究なども本来は「エビデンス」を求めているのではなく、どこか、

「エビデンスの(有無の)境目」

を求めている気がしてならない。そもそもエビデンスだけを求める研究はわくわくしない。研究で「エビデンスの境目」を求めた結果、何らかのエビデンスを得る。それが醍醐味なのではないだろうか?…などど勝手に思ってしまう。研究の内容にもよるだろうが……。

逆にエビデンスを求めた結果、よけいに「エビデンスの境目が際立つ」なんてこともあるから、「エビデンスがあるか、それ以外か」と単純にいかないこともまた面白いと思う。


 ムダになるかならないか、ムリを出来るかできないか、ムラが出るか出ないか……、そういうところに人は魅かれる。そして同時に恐れる…。皮と身の間だけではない。

・火が通るか通らないかくらいのお肉
・発酵しているか腐敗している間くらいの食品
・食べられなくぎりぎりの熟成
・食べられるぎりぎりの辛さ
・液体か固体かぎりぎりのとろみ

等々……

食べ物の話ばかりになった。満腹感より、満足感を求める必要がある、「糖質の(高低の)境目」を今日も生きている。


 
 
今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 09:18| Comment(1) | ムリ・ムダ・ムラ