2020年05月14日

ドーナツとドーナツの穴 第121回『呟きさえ大声になってしまった世の中で…』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第121回は『呟きさえ大声になってしまった世の中で…』


『いつの間にか、呟きさえ大声になってしまった…。出口のない喧騒の中で、沈黙だけが語り掛ける…。』
※大分むぎ焼酎 二階堂TVCM「本を読む人々」より


 二階堂のCMシリーズは好きで、見かけると見入ってしまうことが多い。ちょっと引いた感じというか、落ち着いたトーンのCMは、逆に印象に残る。

……


 名の売れた人のツイッターが荒れるというニュースがある。昨今も、『#検察庁法改正案に抗議します』でツイートしている芸能人が話題に上り、それこそ炎上したりしている…。


意見を言うのは自由
意見に意見を言うのも自由
意見によってたかって意見を言うのも自由
「意見を言うな」という意見も自由
「意見を言うなと言うな」という意見も自由
「意見を言いたくない」というのも意見である
「意見を言ってもいいですか?」という人には意見がある
「意見を言わないといけませんか?」という人にも意見はある
意見がないという意見もある

…という意見が言える日本は、まだ大丈夫だとも思う。

 炎上するような意見も、炎上を煽るような意見も、炎上を真っただ中にあるような意見も…、そして

『炎上していることを取り上げるような意見も…』

ツールが発展して、「呟きさえ大声になってしまった世の中」だからこそ起きること。

……

 沈黙(だけ)が語り掛ける。沈黙は意見しない…。このCMの「沈黙が呟く」とは言わないセンスが好きである。沈黙が能動的ではいけない。受け入れ、飲み込み、動かない…。ただそこにある。こちらの存在を、思いを、こちら自身に思い起こさせる…。それが「沈黙(だけ)が語り掛ける」ということなのかも知れない。



「ドーナツ」= 『呟き、意見』

「ドーナツの穴」=『呟きさえ大声になってしまった世の中だからこそ、沈黙の語り掛けを聞く必要があるのかもしれない…』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 07:25| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴