『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第162回は『潰れない会社の条件』
極論すれば、資金さえあれば会社はつぶれない。※利益や売り上げがあってもそれだけでは会社は簡単につぶれる。資金=現金になってこその利益や売上だ。
では資金とは何か?誰かが持ってくる現金である。外部内部、理由はどうであれ、会社に現金を持ってきてくれる人が多ければ会社はつぶれない。同時に、会社から現金を持っていく人が減れば減るほど会社はつぶれにくくなる。つまりは「人次第」となる。おそらく結論は、
『会社が潰れない方がいいと思う人が多いほど潰れにくくなる。』
と思う。現金をどんどん持ってこれる誰かがいれば潰れないし、会社から現金が出ていきにくくなるように、経費削減や効率化を考えるスタッフがいれば会社は強くなる。顧客、ファンが自社の商品やサービスに現金をどんどん落としてくれることもそうだ。
……
潰れるかどうかを考えない人が集まるほど、組織としての効率は下がる。目の前の、自分の、自分の部署の利益が最優先されるようになるからだ。そして潰れやすくなる。そしてそういう人の多くは、潰れた時には自分たちのせいだと思わない…。だから潰れやすくなる。
『潰れない』という目標を掲げる会社はない。それは会社の根源的な「生存欲求」、掲げるまでもないことだからだ。それは、「生きたい」という目標を掲げる人がいないのと同じ。会社を通じて何をしたいのか?生を通じて何をしたいのか?それが理念になったり、目標になったりするわけだ。
ある問題解決の最適解に近いことを扱う会社はつぶれにくい。努力しているとか、良いことをしているとかは関係ない。これまで好調だった会社がつぶれるとき、理由はともかく、その存在は最適解から遠くなっている。
最適解に近ければ、必要とされるし使われる。だから潰れにくくなる。
最適解から遠ければ、必要とされないし使われない。だから潰れやすくなる。
潰れない会社にしたいなら、最適解からの距離を意識した方がいい。
最適解に近づく努力か、現時点での一番近い最適解を探すか、新たな最適解に向かうか…。
誰かの問題解決の最適解に近ければ、必要とする(潰れて欲しくない)人がいるということなのだから…。
「ドーナツ」= 『潰れない会社は、つぶれて欲しくないと思ってくれる人が(多く)いる会社』
「ドーナツの穴」=『潰れない会社は、誰かの問題解決の最適解に近いものを持っている会社』
今日はここまで。文責 江口
