ドーナツとドーナツの穴 第3回 『私、失敗しないので』 ドクターX 外科医・大門未知子 の失敗?

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。

 第3回は『私、失敗しないので』 ドクターX 外科医・大門未知子 の失敗?

 流行りのドラマの話です。流行に乗っかってます。(※今回は完全に)
ですから、主役の米倉涼子さん演じる大門未知子は当然失敗はしません。ドラマの強烈なファンでもないので、ドラマの中身を掘り下げていこうという話でもありません。

「大門未知子は本当に失敗していないのか?」
「もし、失敗しているならどこで失敗しているのか?」

といった話になると思います。

 ドラマ中の大門未知子は確かに失敗していないように見えます。もう第6シリーズですが、今回は人間とAIの対立軸もドラマの見どころの一つになっています。「ひらめき」と「計算」、「経験」と「ディープラーンニング」などといった感じの対立軸でしょうか…?

……

 前置きが長くなりました。大門未知子は本当に失敗していないのか?現実には失敗していると思っています。もっといえば、「失敗しかけている」と思っています。なぜなら、

『失敗(しかけること)がないとドラマにならないからです』

ドラマの構成を考えれば、オペの難易度が高いとしても、

・失敗せず、ものすごくスムーズなオペ
・アクシデントがありながらも、何とか終了したオペ

では、後者でないとドラマにならないのです。※もちろん、導入部でのオペはさらっと描かれていることもあります。ここは「ドラマのメイン」となるオペの話です。

 アクシデントやミスに対するリカバリーの早さ。これが大門未知子が失敗しないように見える理由です。オペ中にあらたな病変が見つかったり、遂行中の術式では処理できない状況になったり、周囲のスタッフのミス、上層部の横やり……、これらに対する対応の早さが「スーパードクター」たるゆえんの一つとして描かれていると思います。

対比で描かれているAIは、「計算できない事象」に関しては、オペそのものを「失敗」にしないように「インオペしてください」という音声を連呼します。「失敗を覆い隠して閉じる」、まさにインオペです。

・想定外に対応する(大門未知子)
・想定外を排除する(AI)

ですから、AIが判断すると、「オペを行った大門未知子も、オペを受けた患者もかなり偏りのあるデータとして計算されること」となり、そんな描写がドラマでも出てきたりします。


 「失敗しない」のは、「失敗(しそうな状況)に対するリカバリーの早さ」があるから。人間の「ひらめき」が想定外に対処し、AIの「計算」が想定外を排除する。排除で状況は固定化するが、対処は動的。結果、状況が開け「失敗しない」ように見える(描かれる)と言えます。

「ドーナツ」=『私、失敗しないので』

「ドーナツの穴」=失敗に対するリカバリーの早さ。想定外を排除せず対処する人間味(ひらめき)。


今日はここまで。文責 江口
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