『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第11回は 『都道府県魅力度ランキング』 何故、茨城県のランクは低くなるのか?
都道府県&市区町村魅力度ランキング2019【47都道府県・完全版】←ダイヤモンド・オンラインの記事はこちら
都道府県データランキング 魅力度はこちら→https://uub.jp/pdr/s/m.html
都道府県魅力度ランキングというものがあります。何故か茨城県の人気がないようで、7年連続最下位らしいです。北関東は全般的に順位が低い傾向にあるようですが、何故なんでしょうか?
私見ですが、茨城県は他県と比べて、魅力がないとは思えません。他の北関東の県も同様です。また九州の佐賀県もランキングが低い傾向にあるようですが、魅力がないとは思えません。おそらく何か傾向があるのではないかと思います。
『魅力』 = 『持っている強み』 × 『手に入りにくさ』
この公式が成り立ちます。どんなに素晴らしい何かを持っていても、それが簡単に手に入るものならば、魅力は少なくなります。逆にそこそこのものでも、簡単に手に入らないものなら魅力的に映ります。砂漠で、「ただの水」が相当貴重なように……。
となると、人口の多い大都市圏に近い地域は不利になります。
『簡単にアクセスできる』
というのは、利便性は高まりますが、魅力度は下がることになります。
で、魅力度ランキングの下位の県をもう一度、思い浮かべてください。アクセスが比較的便利なところが多くないですか?つまり、
『良いものがあるけど、行こうと思えばすぐに行ける』
ところはランクが低くなる傾向にあるのです。
さらに続けましょう。先ほどの公式
『魅力』 = 『持っている強み』 × 『手に入りにくさ』
ですが、『手に入りにくさ』には上限があります。一定以上手に入れるのが難しくなると、数値はゼロに近くなります。結果、魅力も下がります。
『あまりにもアクセスしにくい県は順位が下がる傾向にある』
ということです。
『何かしらの強み、売りがあって、許容範囲のアクセスの不便さがある都道府県』
は上位に来る傾向があるということ。もう一つは、
『今、自分が住んでいる都道府県は、状況がわかっているだけに住みやすい』
から、現状で人口が多い大都市は順位が上がりやすくなる傾向があることも想像できます。
強みがあって、一定程度の希少性があるもの。それに人は魅力を感じるということのようです。
「ドーナツ」=自分が持っていると思っている「強み」
「ドーナツの穴」=『魅力』 = 『持っている強み』 × 『手に入りにくさ』
今日はここまで。文責 江口

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