『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第19回は『「ありふれた」論』 その3
やっかいなのは、あなたに「ありふれた以上の何か」があるときだ。そもそもありふれた以上のことはありふれていないわけだから、新奇性や特殊性にあふれている。
『理解者がいない(少ない)』
わけである。だから、ちょっと誰かに相談したり、声をかけてみても反応は良くないことが多い。そもそも、ありふれた人には理解できない、思いつかないようなことだから、「ありふれた以上の何か」なのだ。
上記はまだましなことである。もっと恐いことがある。もしあなたに「ありふれた以上の何か」があるとして、それを理解できる人がいるとする。それがもしあなたの近い業界の人であった場合、「横取り」リスクが出てくる。
・「ありふれた以上」でないように見せかけて横取りしたり
・「ありふれた以上」のことであることを認めた上で、協力するふりをして最後の最後で横取りしたり
……
といったことである。上司に手柄をとられた…、なんて話はよくあることはないだろうか?横取りは「近しい業界人」「会社の同僚、上司、部下」「親しい知人、友人」など、『身近な人から』されるのである。遠い他人はまず『横取り』しない…。
……
もちろん、滅多なことで「ありふれた以上の何か」を手にすることはない。だからこそ、手にしたときは貴重なのである。だから、周囲から認められないことが続いたり、横取りされたときのショックは大きい。そうならないようにするためには、
「フラットにあなたやあなたのアイデアを評価してくれる相手」
が必要である。利害関係がない上で、あなたの「ありふれた以上」をきっちりわかる人。そんな人いるのか?と思うくらい見つけるのが難しいのだが、それを見つける唯一の方法は、
「あなたが相手自身や相手のアイデアをフラットに評価する」
ことである。そうすれば、相手もそうなってくれる可能性はある。さて、利害関係のない状況で、良くも悪くもフラットに評価したり、されたりする人が現状で何人いるだろうか?……
利害としがらみに塗れて、本当にありがたい人が誰だったかわかる…。後悔しきりです。その人に受けた恩を少しでも誰かに返せれば…、と思う。
「ドーナツ」= 利害関係を超えて、「フラットにあなたやあなたのアイデアを評価してくれる相手」を探すのは難しい
「ドーナツの穴」= 上記のような人を見つけるには、利害関係を超えて、「あなたが相手自身や相手のアイデアをフラットに評価する」人になること
今日はここまで。文責 江口

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