『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第38回は『仲が良い事≠評価の高さ』
人との関係性の中で仕事というものは成り立っている。これは事実である。同時に人間関係が仕事の評価を左右してはいけないと、いつも肝に銘じている。
『会社の上司と仲がいい人が評価される会社』
に、おそらく魅力を感じる人は少ないだろう。純粋な結果で評価してほしい。そう思う人が多いのではないか。だから、できるだけそういう組織になるように「社内での人との距離」は等間隔になるようにしている。
※本当は僕が単に社内政治が苦手なだけなのかもしれないが…。
……
元来お酒は好きだが、社内の「飲み会」にはほとんど参加しなくなった。(実際は全くいかない。基本忘年会などにも狙いや意図がなければ参加しない。)外部との飲み会の機会も驚くほど減った…。あえてそうしている。理由は、
「できるだけフラットに、仕事の結果を評価したい」
からだ。仲がいいことは必要なことである。ただ、仕事には一定の結果が常に求められる。
・仲がいいけど、結果がいまいちの会社
・人間関係は超悪いけど、結果がきっちり出る会社
のどちらかを選べ!!と言われれば、迷うことなく後者を選ぶ。仲が良くて、結果も出れば最高なのだが、
『仲がいいのはおまけ』
くらいの気持ちでいる。結果が出て、お客さんに喜ばれ、その結果がスタッフの給料に少しでも反映する…。思っているのはそれくらいだ。僕と社内政治的に、おべっかを使ったり仲良くしてる暇があるなら、その分違う人に時間を使って欲しいと純粋に思う。
仲よくすることを否定しているわけではない。それは必要だ。一方で、純粋に結果を見て、フラットに状況を判断し、それを周囲にフィードバックすることも、それと同じくらい、いや、それ以上に必要なことだと思っている…。
『わきあいあいとした、アットホームな会社です。』という求人広告のアピールしている会社には入りたくない。
『人間関係はシビアだけど、結果は正当に評価します』という求人広告は見たことがないが、そんな会社ならちょっと入りたい。
『人間関係なんてどうでもいい。結果が全てです』という求人広告はたぶん成立しないが、その会社に残っているスタッフは、間違いなく優秀だ。
仕事では人間関係の良さを使って、「出た結果」が評価されるべきであって、人間関係の良さを評価すべきじゃないのである。
「ドーナツ」= 『仕事上の人間関係の仲が良い事』
「ドーナツの穴」= 仕事では人間関係の良さを使って、「出た結果」が評価されるべきであって、人間関係の良さを評価すべきじゃないのである。
今日はここまで。文責 江口
