2020年01月09日

ドーナツとドーナツの穴 第68回 『後知恵バイアス』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第68回は『後知恵バイアス』


 「あなたのやり方では、いずれそうなると思っていた…」

上司や周囲に言われたことはないだろうか?逆に誰かに言ったことはないだろうか?

『じゃあ、先に言えよ!!』

って言いたくなるような状況が、日常的にないだろうか?これを『後知恵バイアス』なんて言うらしい。例をあげれば、土地バブルがはじけた後で、

「バブルがはじけることはわかっていた」

なんて、はじけた後にいうのは誰でも出来る。
バブルがはじけることを、バブルがはじける前にいうのが本当の知恵なのだ。ただし、

「バブルはいずれはじける」

は違う。これは「人はいつか死ぬ」みたいな話だから、知恵でもなんでもない。せいぜい注意喚起くらいだ。それでも意味はあると思うが……。


 事が起きた後に、事を分析することには意味がある。失敗を繰り返さないためだったり、確実な成果を継続的に出すためだったり、原因を探ることで真相に近づいたりといった理由でだ。半面、事が起きた後に、事が起きることがわかっていたと訳知り顔でいうことには、全く意味がない。そこで必要なのは、

・起きる前に予測できなかった理由は?

もし、予測できていたならば、

・起きる前に予測できていたことを伝えられなかった理由は?

…などといったことを探求することだ。起きる前に、起きる前に、起きる前に……。


 事が起きてから学ぶことは多くある。それは素直に受け取った方がいい。「後知恵」も役には立つ。ただしそれは「今」にしっかり向き合い、結果を素直に受け入れ、そこから未来に進むからなのだ。


 やってみなけりゃわからない。やれば何かが見えてくる。やらずにわかることなら事前に伝えるべきだ。後知恵で知ったふりなどはいらない。

『予想が外れてもいいから、先知恵の方がまだまし』

なのかも知れない…。

『事後、後知恵ばかり言う人間はあまり役に立たない。だだし、後知恵を先知恵にして未来に活かせる人間にとって、後知恵は役に立つ。』


「ドーナツ」= 『後知恵バイアス』

「ドーナツの穴」= 『結果が出てから、結果について語ることを「知恵」とはいわない。結果を未来に活かすことで初めて「知恵」になる』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:53| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
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Posted by 本人です。カウント用 at 2020年01月09日 09:00
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