2020年01月30日

ドーナツとドーナツの穴 第83回『コスト意識』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第83回は『コスト意識』


 今の時代は、「コスト意識の重要性」が、そこかしこで叫ばれている。もちろん、無駄なことにコストをかけてはいけないことは誰でもわかっている。無駄かどうかがわかっていることにコストをかけることは本当に無駄だと思う。だが、対峙したときに

『無駄かどうかわからないもの』

も多く存在しているのもまた現実だ。

……

 経験値として考えれば、すべての経験は無駄ではない。とも言える。だが同じ失敗を何度も繰り返すならば、経験値になっていないから、その経験にかけるコストは無駄になる。


 「コスト削減にかかるコスト」というのもバカにならない。会社でかかる経費を押さえようとして、ある業務にかかる時間が増え、残業が増えたようなわかりやすいものから、会社の電灯を暗くして、コストカットして、電気代を節約しようとしたら、スタッフも暗くなって、定着率が下がり、結果「採用コストが上昇」なんてこともあったりする。(※人が辞めるということは、本来はそんなに単純ではないだろうが……。)


 コストカットして削られるのは、経費だけではない。コストカットに関係する人の「やる気」なども削がれていたりする…。それは忘れない方がいい。

『他のものに影響しないコストカット』

というのはない。


 そもそも、『経費を削るだけ』の戦略は、なかなか微妙だ。その出所が、

『自分を変えずに、周り(だけ)をかえる』

ような思考からならば、大問題だし、

・コストカットして何をするのか?
・コストカットに特例が残っていないか?

等々……

が明確でないと、コストカットの弊害も強く出てしまうと思う。


 会議で、「縮小均衡」という言葉を使う機会が増えている。方向としては業界的にも、国全体としても、縮小傾向にあるからなのだが、そもそもの安易なコストカットの思考として、

「経費を削っても、売り上げはそのまま」

という勘違いがあるからだ。

・経費は削る
・売り上げは維持する、伸ばす

もし売り上げは下がったとしても、

・利益は維持する、伸ばす

一方向ではなく、多方向から見た、「コストカット」が本当のコスト意識だと言える。

『経費を削るだけのコストカットなら、頭を使う必要はない』

何のために削るのか?削ったコストで何をするのか?……

『頭を存分に使ったコストカット』

できるようにするのが本当の意味での「コスト意識」なんだと思う。



「ドーナツ」= 『コスト意識』

「ドーナツの穴」= 『頭を使っていない単純な「経費を削るだけ」のコストカットは、コスト意識が高いと言えない。』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:21| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
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Posted by 本人です。カウント用 at 2020年01月30日 08:36
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