2020年02月05日

ドーナツとドーナツの穴 第87回『映画』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第87回は『映画』


 アカデミー賞の話題に引っ張られている僕です。

アカデミー賞以上に、個人的には「オンリーユー、愛されて」以来の大沢たかおファンなので、「AI崩壊」には、興行的にも頑張ってほしいと思っています。※アカデミー賞には関係ありませんが……。

……

 
 さて、ハリウッドの大作映画に限らず、『映画も投資の対象』になっています。映画を作る側からすれば、資金を調達することが目的、映画に投資する側からすれば、『映画で利益を得る』ことが目的になります。

一般的に映画を投資としてみている人の多くは、映画のプロではありません。だから、脚本を見せられても、その映画がヒットするかどうかはわからないということになります。


 『投資家にとっては、映画がヒットしそうか?それで利益が出るのか?』

が知りたいということになります。だから映画を作る側は、それがわかりやすい作品をプレゼンすることが増えていくわけです。ということで、

 『原作のある作品、あるいはヒットした作品のリメイク』

がどんどん増えていくことになります。
オリジナルの脚本は投資としては「リスクが高い」と判断されます。だから、オリジナルの作品は制作されにくいことになります。これが映画業界の状況です。だから原作を多くもっている会社が強くなる傾向が見て取れます。

『マーベルとディズニーが業界で強い理由の一つが原作を多く持っているから』

だということです。映画は投資です。大きな利益も大切ですが、より確実な利益を求める側面もある。だから、「より確実な利益」が出る可能性が高いほうに意思決定が流れやすくなるのです。


 もう一つ面白いことがわかります。投資を募るということは、投資家の影響下にあるということです。ですから、脚本やキャスティングにもその影響が色濃くでます。特にハリウッド系ではそれが顕著です。

・映画の主な撮影場所
・出演者


これを見れば、その作品の「出資者」が見えるということになります。逆に言えば、「どこの国が今、勢いがあるのか?」なんてことも映画でぼんやり見えたりもします。
※日本での配給は本国よりも遅いことも多いので、情報としては若干のタイムラグもあるでしょうが……

 
 そんなわけで、「オリジナル脚本」の映画は非常にヒットが難しいどころか、そもそも

『制作されるのが大変』

な時代になっています。前述の「AI崩壊」はオリジナル脚本。そういう意味でも頑張って欲しいと思います。


『映画も投資対象。良い作品を作る以上に、作品を出資者に理解してもらえないとそもそも作品を世に出せない』

ということなのです。


「ドーナツ」= 『映画』

「ドーナツの穴」= 『映画も投資対象。作品の質の前に、作品を理解してもらえないとそもそも作品は世に出せない』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 10:45| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
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Posted by 本人です。カウント用 at 2020年02月05日 11:01
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