その性格分類の解説の中で、「太陽グループ」「地球グループ」「月グループ」という3分類があった。3分類の特徴の一つに、
「太陽グループ」=ムラがある
「地球グループ」=ムリをする
「月グループ」=ムダが多い
というものがある。動物占いの科学的信ぴょう性は一旦脇において、このムリ・ムダ・ムラの切り口は面白いと感じたのがこの記事を書こうと思ったきっかけである……。
参考文献はこちら↓
☆☆☆ここまでは前置きです☆☆☆
第2回は『AIはムダだらけ?』
AIは賢いのか?と尋ねられれば、「そうでもない」と思う。ただ、
・記憶
・計算速度
については、人間の比ではないのは事実だと思っている。50の齢が見えてきて、自分の格段に劣化した記憶と計算能力の低下を思えば、「AIってすごいな」と純粋に思うこともある…。
「何を記憶させ、どんな計算をさせるのか?」
それがAIを使うヒトの感性や才能を問われる時代になっていく…。
さて、AIはムダだらけ。AIの使い方はいろいろあるだろうが、その主なものに、人が一つ一つやっていたらきりがないことを、
「片っ端から計算させる」
ことに意味があると思っている。人が感覚的に無駄だと思っていることであっても、実際計算してみて、壁にぶち当たってみたら、実はそこに「新しい答え」が見つかったりする。
将棋の奇手、新手の多くは、AIが見つけることが結構あると聞く…。
「ムダの先に、新奇の何かが見つかる」
それがAIの価値ある使い方の一つだと思う。
ムダを制御し、効率を高めることにもAIは使われる。それはある種多くの「ムダ」を、ものすごいスピードで経験して、それを記憶しているから出来ること。
経験は積み重なるものであるが、同時に経験があらたな発見を阻害することもある。
新しい発見には、ムダかどうかを「出来るだけ」早く経験、あるいはシミュレートすることが必要。AIはそれを辛いと思うことはないだろうが、もし人間なら、なかなか過酷なことになる。
「シンギュラリティ」
なんて言葉も聞くが、「ムダだらけ」を引き受けてくれているAIを思えば、何となく「感謝」の気持ちがわいてきたりもする。
『ムダの先に新奇がある』
一直線に答えに辿り着けるほど、人は賢くはなれない…。AIが間違いを、ムダを引き受けてくれている…。
今日はここまで。文責 江口

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