2020年04月02日

ドーナツとドーナツの穴 第106回『どこまでを自分として見ているのか?』その3

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第106回は『どこまでを自分として見ているのか?』その3


 会社のような組織において、創業者やリーダーといった主要メンバ以外に、

『自分のことのようの組織のことを考えてくれているメンバー』

が少なからず存在している。所属している組織そのものも、「自分(の一部)」として見ているメンバーである。


 当然のことだが、そういうメンバーが存在する組織は強い。リーダーのカリスマや「損得」≒「欲」だけで集まった組織はもろいものである。100年以上存在する会社が少ないのは、リーダーの寿命より長く組織を残すというのが、どれくらい難しいかを示している。
※そもそも、100年後、つまり自分の死後とかを想像して生きている人がそう多くはない。生きてる間だけ、自分だけが何とかなればそれでいい…、という思考の人の方が圧倒的多数なのだ。もちろん、そうじゃない人も結構いる。


 さて、組織を自分のことのように思ってくれるメンバーが集まるにはどうしたらいいのか?それは、メンバーが集まる集まらないかはともかく、

「組織のメンバーのことを自分のことのように考えてくれるリーダーがいるかどうか?」

にかかっている。言い換えれば、

『自分の利益以上に、組織と組織のメンバーのことを考えるリーダー』

ということになる。

 実は、

『自分の利益を最優先するリーダーというのは、周囲にはすぐにばれる』

ばれてないと思っているのは本人だけだ。
ただ、組織のパワーバランスの中で「知らないフリ」をしたり「我慢している」メンバーがいるだけだ。

組織が十分に大きく、小さな分配率でもほかの選択肢より「得」を得られるなら、「知らないフリ」も「我慢」もメンバーはしてくれる。大企業はそうやって組織が残っていく。だから、出来た組織は基本的に大きくなろうとするし、大きくなれない組織が生き残るのは難しい。


 小さな組織は、「組織の目的」と「リーダーの質」、そして大きな分配率で大きな「得」を得られるとメンバーが思えれば、メンバーが残る。ただし、組織である以上、大きくなる方向に絶対なるので、その過程で組織変容が起こっていく…。目的が変化し、求められるリーダーの質も変わり、さらに「分配率」は下がるからだ。シュリンクしている時代ではよりその傾向が顕著になる。


 現実には、組織の大小にかかわらず上記のことは起きている。そもそも固定したリーダーだけで何かを乗り切るのは難しい。「ある種の柔らかさ」「ある種のゆるさ」が組織に求められてる時代だと個人的には思う。

「柔らかさ」と「ゆるさ」を持ったまま、組織として成り立つには、

『自分のことのようの組織のことを考えてくれているメンバー』

は不可欠になる。そしてそんなメンバーが集まる組織を作るには、

『自分の利益以上に、組織と組織のメンバーのことを考えるリーダー』

が不可欠なのだ。無論、これまでの形の組織がなくなることはない。リーダーもメンバーも

「どこまでを自分(のこと)として見ているのか?」

が互いに問われる時代になっているのかもしれない…。コロナウイルスで、それが顕著に見えるようになっている……。



 
「ドーナツ」= 『どこまでを自分として見ているのか?』

「ドーナツの穴」=『自分の利益を最優先するリーダーというのは、周囲にはすぐにばれる』 



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:24| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
7E
Posted by 本人です。カウント用 at 2020年04月02日 08:35
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