2020年04月13日

無害無益、無害有益、有害無益、有害有益

 「正しい情報」と「正確な情報」を、非常時ほど混同してはいけない。

 正しい情報の方が正確な情報より、情報の「精度」は基本的に下がる。

『正確な情報は正しいが、正しい情報が正確とは限らない』

ということである。ところが難しいのは、

『正確な情報が、正しい情報より使えるとは限らない』

のが現実には多々存在することだ……。


 情報には、害の有無、メリットの有無で分類すると、

・害もなく、メリットもない(無害無益)
・害はないが、メリットはある(無害有益)
・害はあるが、メリットはない(有害無益)
・害はあるが、メリットもある(有害有益)


というパターンに分類できる。非常時に求められるのはまずは有益であること。とすれば正確なだけの無害無益な情報はいらないし、有害なだけの有害無益な情報もいらない。


 無害有益な情報なら、取り入れられる範囲でどんどん取り入れればいい。日本政府が発表した「人との接触機会を8割減らす」などは出来るだけ取り入れる価値のある情報である。

『8割の正確な根拠など、必要な人はほとんどいない』

8割の話が出始めたころ、この8割の正確性を疑問視する意見の人も多く見られた。疑問を持つ、正確な情報を発信するのは大事なことだが、コロナ下は非常時である。もし疑問、批判をするなら、

・8割では足りない
※仮の話である。

とか、

・7割5分で十分だ
※仮の話である。

とか、そういう「正確な」情報を発信するならともかく、

『8割の正確性を(私は)疑問視する』

という正確な意見、情報は無害無益である。視聴する人の時間をとるだけ有害かもしれない…。


 有害有益な情報は、そのまま取り入れることはできないが、害を減少させながら取り入れられれば、有益なのだから役に立つはずだ。害が大きく使えなければ、使わなければいいだけだ。


 非常時での情報発信は、少なくとも「有益」であることが絶対条件。それだけは間違いないようである。正確な情報は大切だが、誰にとっての、何にとっての正確さなのかは意識しておくほうがいいかもしれない。


 『精度よりも益。正確さよりも(より多くの人に伝わる)正しさが求められる』

非常時は、そういうことなんだと思う。少なくとも『有害無益』だけは避けたい…。


今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 09:05| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
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Posted by 本人です。カウント用 at 2020年04月13日 09:15
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