2020年04月21日

ムリ・ムダ・ムラ 第20回『長距離索敵陣形』に学ぶ

 就寝前に本を読む癖がある。その中で何度も繰り返し読んでいる本が、

・「進撃の巨人」
・「巨匠に教わる絵画の見かた」

の2冊だ。もうかれこれ3回以上読み返している。今日は「進撃の巨人」の方の話…。


 原作を知っている人にとっては解説の必要はないだろうが、「長距離索敵陣形」とは簡単に言えば、

・未知の敵(原作では巨人)に対し、
・出来るだけ被害を最小限に抑えながら、基本的には敵と戦わないことを前提にして、
・人類の活動領域を広げるために、
・拠点と物資を準備、配置するための、

調査をすすめるための集団(調査兵団)の陣形だ。
個人的にはそう認識している。
※エルヴィン団長が考案したものとして登場。「女型の巨人」との戦い前後で主にフォーカスされた陣形で、アルミンが兵団の中に潜む「スパイ、敵」の存在に気づくきっかけの一つになっている。


 さて、この「長距離索敵陣形」の考え方だが、今のコロナウイルスに対する対策にも共通する点が多い。

・コロナウイルスに対して、
・出来る限り、接触機会を避けながら、
・重症化した人の命を多く救うために、
・医療崩壊を防ぎながら、ワクチンと治療薬の開発する時間を稼ぐ

という戦略
をとっているわけだ。特に、

『出来る限り接触機会を減らしながら、情報収集と対策を練る、準備する時間を稼ぐ』

のがポイントになる。蛮勇や正常性バイアスで被害が拡大するほど、その被害に対応することに時間もリソースも取られる…、ということを避けるのが今は一番だ。


 コロナウイルスに対する対応が「長期戦」になるという人も多いが、むしろ「時間を稼ぐ」ことによって被害を最小限に食い止めるのが基本戦略になるのだ。現在公開可能な情報(※進撃の巨人的な表現だが)の一つに、素人でも知っているコロナ感染者の「8割は軽症」がある。それを基に最大限に経済活動だけを優先し、犠牲者が出るのも止む無し…、なんて方向に対応が向かえば、そもそも時間は大幅に短縮される。だが、それでいいわけはない。少なくとも日本では。
※実際に、一定の犠牲を覚悟して経済活動の方を優先しようとしている国もあるようだが……。


 日本の場合、僕の知る限り蛮勇的な行動は少ない。ただし、正常性バイアスに基づくような行動は残念ながら散見されている。もちろん、多くは自制し、自粛し、時間を稼ぎながら被害を最小限にしようとしている。

『出来る限り接触機会を減らしながら、情報収集と対策を練る、準備する時間を稼ぐ』

少なくとも今はそういう時期だと思う。時間は確実に人類に味方するはず。

 
今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:56| Comment(1) | ムリ・ムダ・ムラ
この記事へのコメント
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Posted by 本人です。カウント用 at 2020年04月21日 09:12
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