2020年07月13日

ムリ・ムダ・ムラ 第34回『お客さんなしで成り立つ商売はない』

 当たり前の話だが、お客さんなしで成り立つ商売はない。だからこそお客さんのことを考えて、お客さんの立場にたって…、なんて話をよく聞くし、することもある。


 一般的にお客さんはお店のことを最優先には考えない。商品やサービスをきちんと受けられるかどうかが先である。お客さんは自分の利益を最優先する人である。
※お店のことを考えてくれるお客もいる。それはもはやお店のファンである。どうやってファンを作るか?……なんて話をする人もいるが、今日は主題ではないので省略する。


 それに対し、お客さんを含めた、周囲の便益をどうするかを先に考えるのが商売人だと思う。たとえ周囲の便益に対し無自覚だったとしても

『商売が成り立つ限り、何らかの便益を必要な人に提供できている』

のは間違いない。個人的には、できれば自覚的でありたいと思う…。


 さて、職場に新しいスタッフが入ったとき、基本的には仕事に見合った給料がもらえると思って、そのスタッフは働くわけである。あるいは「お金以外の価値」を感じて働いている場合もあるかもしれない…。何にしても、自分の利益が最優先であることが圧倒的なのである。※中には周囲の便益を意識している人もいるだろうが、それは稀である。


「便益が取引の条件であり、利益はその結果です。便益が利益を生みだすことがあっても、その逆はありません。」

師匠から最近学んだ言葉の一つである。「便益が先、利益は後」。新しいスタッフにそれを伝えるのが管理職。自分の利益最優先で入ってきたスタッフを、どう周囲の便益を考えられる人にしていくか?難しい課題である。ただ、

『まず自分が「便益が先、利益が後」を理解し、実践する』

ことなんだと思う。少なくとも、

「周囲の便益を無視して、自分の利益最優先する上司の下では、周囲の便益を考えられる部下は育たない」

自分がやらないこと、できないことを他人だけに強制するのはたぶんムリである。

『お客さんなしで成り立つ商売はない』≒『お客さん(周囲)に便益のない自分(だけ)の利益はない』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 09:50| Comment(1) | ムリ・ムダ・ムラ
この記事へのコメント
C1
Posted by 本人です。カウント用 at 2020年07月13日 10:04
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