『全力の意味を考える必要がある』
その状況で、何の力を発揮するか?何を求められているかの問題ということだ。
一般的に、食いしばってのパフォーマンスを求められるのは瞬間的な何かを競うものが多い。逆に、一定の時間内で美を競うようなもの、動作の精度を求められるようなものは食いしばってはいけない。フィギアスケートの一流選手で、顎の力が弱そうに見える人がいるのは、フィギアという競技は、「食いしばっていない状況でのパフォーマンス」が問われるからだともいえる。
『食いしばらない状況でのパフォーマンスが求められるものもある』
スポーツではないが、針の穴に糸を通すような動きを思い出してほしい。その時人は、食いしばっているだろうか?札束の中から、お札を一枚抜き取るとき、食いしばるだろうか?※コンフィデンスマンJPの映像の影響を受けています。
ある種の滑らかさが求められることも、日常では多いのである。滑らかさを求められているときに、食いしばっていないだろうか?食いしばって出す力をつけても、食いしばらない状況下でのパフォーマンスが上がるかどうかは別問題。
『今、やろうとしていること、参加しようとしていることが、食いしばることを求められるのものなのか?』
そこを知る必要がある。
今日はここまで。文責 江口

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