2020年08月19日

ムリ・ムダ・ムラ 第39回『相場感』

 「相場では〇〇くらい……」、という言葉が気になる。「相場ではいくら…」、なんて言い方もする。ここでいう「相場」とはおそらく「相場感」のことだ。相場感にはそれなりの意味がある。

相場感は物の価値、値段、あるいは給与条件などの目安になる。ただし平均値、最頻値、中央値などといったな意味合いに近い。※いくつもの相場体験、あるいは相場情報、その積み重ねが相場感になっている。相場感というよりはむしろ相場観なのかもしれないが。


 本来相場とは、売り手と買い手、相対する場で価値を決める場所。決まった価値のこと。相場感を持つことは大事だが、相場感だけで価値を判断するのは間違っている。すくなくとも相対している相手(の価値)をきちんと見る必要がある。自分や自分の商品等に正当な価値をつけて欲しければ、それにつけた価値を、きちんと相手に伝える必要がある。


 本質的には自分がつけた価値と、相手のつけた価値の合ったポイントが相場である。だがお互い相場感だけで話をすると自分の思っている価値とずれやすい。そこでは相場と相場感の思い違いが発生している。

まず相場を作るために自分の思う価値をキチンと伝える。あるいは伝わるようにするのが第一歩。


 相場感で判断すると価値判断までの時間は節約できる。ムダを省けるわけである。だが、ここぞという時の「相場」は相場感では決められない。

相場感だけで自分の全て価値を決められたら、あなたならどう思うだろうか?
そんな相手を本当に信頼するだろうか?……


ここぞという時の「相場」に相場感だけで相対してはいけない。相手の価値を、自分の価値を本気で伝えあう場、それが本来の相場なのだから…。

相場感を無視してはいけない。だが相場感に全てを委ねてはいけない。



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 11:04| Comment(1) | ムリ・ムダ・ムラ
この記事へのコメント
DC
Posted by 本人です。カウント用 at 2020年08月19日 11:14
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