2020年10月09日

痕跡

 「もっとも面白くない古畑任三郎の事件解決」というお笑いネタをとある芸人さんがやっているのを見かけた。おもむろに、

「う〜ん、現行犯逮捕!!」

と、一言だけ。しかも雑なモノマネ。衣装はおそらく柔道の道着。※これで誰のネタかわかる人も多いだろう。


確かに面白くはなかった。が視点は秀逸だと思った。直接会える、見える、聞ける、触れる、会話できる、質問できる……。直接得た情報、感覚以上の証拠はない。もっとも確実で間違いない事件解決である。


通常は直接会う、触れるというのは難しい。正確に書くと難しくはないが相応の準備と対応が必要だ。その傾向はなかなか直接会えない人、触れられないものほど顕著になる。物怖じせず、どんどん行けば会いたい人に会えた…、なんて話もあるが、それは珍しい事例だから話題になって残るのだ。通常はスルーされるか、適当な対応をされて終わる場合も少なくない…。


 だから跡、痕跡が重要になる。
直接会って「犯人ですか?」と聞いて「違います」とほとんどの犯人が答えるように、基本的には簡単に触れられるものは、その程度の情報だということだ。だが、触れられる情報すら触れていないのに痕跡をたどれるわけはない。


 丹念に痕跡を追って、真実にたどり着く。痕跡を追う中で直接触れることもある。幸運にも直接触れたときは、その機会は大事にすべきであるし、逃してはいけない。その幸運を逃さないためにも、痕跡を大事にすべきである。


誰かに会いたいならば、その誰かの痕跡を
何かを知りたいならば、その何かを痕跡を

……
たどり着きたいなら、たどる。たどるための道筋や方法を地道に探してたどる。
全ての情報は、重要度はともかく誰かの、何かの痕跡である。

 痕跡を丹念に丁寧にたどる。真実にたどり着くために、幸運にも直接会えたチャンスを逃さないために…。



今日はここまで。文責 江口
IMG_20191031_103727_3.jpg
タグ:痕跡
posted by 江口 匡成 at 09:18| Comment(1) | 無題
この記事へのコメント
FF
Posted by 本人です。カウント用 at 2020年10月09日 09:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: