2020年10月27日

ドーナツとドーナツの穴 第187回『消極的義務』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第187回は『消極的義務』

人は積極的義務よりも消極的義務の方により強い義務感を感じる傾向が強いという。一時期話題になった「暴走トロッコ問題」で、人はどの選択肢を選ぶ傾向が強いかという話だ。

人を助ける≒積極的義務
人に危害を加えない≒消極的義務


大まかにはそんなことだが、先の「暴走トロッコ問題」では、

『人を助ける以前に、人に危害を加えてはいけない』

と思う人が多いということ。裏返せば、「人に危害を加えてまで、誰かを助ける」という選択肢は良くないと思う人が多いということでもある。


 危害を加える側からすれば、理由はともかく「自分のタイミング」で行動している。危害を加えられる側からすれば、理由はともかく「唐突」「理不尽」に何かが襲ってくるということになる。消極的義務をより強く感じるというのは、自分に降りかかる

『唐突、理不尽な暴力的行為を忌避する本能』

があるからだとも言える。


 唐突、理不尽でなければ、少なくとも「構え」はとることが出来る。完全にタイミングがわからなくても、ある程度予測していることには人は対応しやすい。ホラー映画のストーリーに、「これからこの女性が背後から襲われます」といった事前告知の字幕が入れば怖くはなくなる。※そうなると面白くもなくなるだろうが…。


 パニックにならないように情報を隠すということを時々聞くが、その情報を知っている本人はパニックになっていないように見える。まあ、パニックになっているから情報を隠そうとする…、なんて見方もあるが…。

とにかく、事前に「知っている」「知らされている」というのは、困難な状況を乗り切る上で重要な要素なのである。「より困難な状況になる可能性がある時ほど、情報共有を」が基本戦略。そこからだと思う。



「ドーナツ」=『人は積極的義務よりも消極的義務の方により強い義務感を感じる傾向が強い』

「ドーナツの穴」=『消極的義務により強い義務感を感じるのは、「唐突、理不尽な暴力的行為を忌避する本能」に根ざしているから』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:24| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
11B
Posted by 本人です。カウント用 at 2020年10月27日 08:56
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