2020年11月11日

ドーナツとドーナツの穴 第196回『合理的な人の集団であったとしても集団として合理的になりにくい理由を考える』その8

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第196回は『合理的な人の集団であったとしても集団として合理的になりにくい理由を考える』その8


 合理的な人が集まった集団なら、合理的な集団になりそうである。だが実際には、そう簡単には合理的な集団にはならない。その理由を考える。今回はその8回目……。まとめである。


 『集団の成長度、成熟度とその集団に発生する非合理性の位置づけ』そんな話である。結論から言ってしまえば、どんな集団でも非合理性が残る。あるいは意図的に残す場合もある。どんなに集団の構成員が優秀で、合理的だったとしてもだ。だが、非合理性にも当然質がある。


 非合理に対する反応は集団の成長度や成熟度によって変化する。
集団構成時の初期は、まとまりのない集団に最初から存在する非合理性を解消して集団化していく時期でもある。
中期は、集団化していく過程の中で、差異などが強調されたり、小集団が発生することによる新たな非合理性が生まれる時期。
集団化の後期は、いわゆる「同質化」が高度に進んだ状況で、集団とそれを取り巻く周囲の状況との間に非合理性が発生し始める時期。後期はその非合理性を解消するために、集団にあえて「非合理性」を持ち込み、集団のさらなる成長を目指す時期でもある。

初期は混乱と収拾
中期は反乱、発散と分化
後期は衰退と変革


そんなイメージだ。


 集団の指導者、リーダー、といった位置からの視点から見れば、初期、中期の非合理性は自然発生的で意図しないもの。対処すべきもの。後期の非合理性はどこか意図的で、組み込むもの。…でもある。だからリーダーは集団の成熟度と非合理性の発生理由、質を把握して合理化すべきものなのか、受け入れ変化を促すものなのかを判断していく必要がある。


 優秀で合理的な人の集団であったとしても集団として合理的になりにくい理由は、

集団の構成員の質に関係なく、
「集団の成熟度(まとまり具合)によって、非合理性の発生事由が変化する」
からで、場合によっては、
「あえて非合理性を残すことが合理的判断になる」
からなのである。

集団がまとまっていないのに非合理性をとりこんでもうまくいかない。
集団が衰退期の状況でまとまっていても状況は悪化する。




「ドーナツ」=『合理的な人の集団であったとしても集団として合理的になりにくい』

「ドーナツの穴」=『「集団の成熟度(まとまり具合)によって、非合理性の発生事由が変化する」「あえて非合理性を残すことが合理的判断になる」』



今日はここまで。文責 江口
IMG_20191031_103727_3.jpg
posted by 江口 匡成 at 10:19| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴
この記事へのコメント
126
Posted by 本人です。カウント用 at 2020年11月11日 10:29
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: