2022年08月31日

形相

 「ぎょうそう」と読むと外に現れた表情を表す、いわば外面的な話になる。
「けいそう」と読むと身体に対する魂を表すような本質、内面的な話になる。
それはそれとして興味深いが、今日は「ぎょうそう」の話である。



 鬼のような形相の方が、鬼のような表情よりより恐ろしい。
優しい形相だと、相手は裏に「怒り」を抱えてそうだ。そしてこちらは何らかの「恐れ」を。
無の形相だと、やはりお互い「無」ではないように感じる。
で、見る側からすれば形相にはどこか憤怒のニュアンスが含まれたような表情ということになる。



 厄介なのは、本人が本当に憤怒しているかどうかは別だということだ。
形相が日常的な表情の場合もあり得る。
鬼の形相をしている鬼は案外穏やかで、鬼の日常的な表情をしているだけかもしれないのだ。
形相を感じるこちらの(おそれの)感情に、何らかの後ろめたさがないか注意が必要かもしれない。



 もちろん、こちらの思いとは無関係に「(鬼の)形相」に出くわすこともある…。
その場合は、何らかの圧倒的な「(力の)差」が存在する。
鬼の形相をしたひよこは怖くない。そもそもひよこの表情を鬼の形相とは表現しない。
そういうことである。



 相手の形相(ぎょうそう)を読み取っている自分の形相(けいそう)の問題ということか…?




今日はここまで。文責 江口
IMG_20191031_103727_3.jpg
posted by 江口 匡成 at 10:35| Comment(1) | 無題
この記事へのコメント
26D
Posted by 本人です。カウント用 at 2022年08月31日 10:41
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: