「承知」ならともかく、「委細承知」はハードルが上がる。相手とのやり取りの中で、
「細かいところまでしっかり把握してます」
なんて意味を込めるほど、ハードルを上げる必要はまずないからだ。
委細承知をあえて使う時、個人的なニュアンスとしては、相手に対して
「細かいこといちいち言わなくてもいい」
とか
「それ以上、細かいこというな」
というニュアンスを含める時のみに使う。伝わるかはわからないが…。
そういうわけだから、相手にも細かいことをいちいち言いたくないので、
「委細承知」などどという細かい表現は滅多に使わなくなった…。
承知しているなら、「承知」だけでいい。「委細」は文字通り細かすぎるのである。
「委細承知」に対する細かい話……。
「委細承知」を使う時、「委細」に込めている「思い」は何なのだろう?
託された事に対する自信か、それとも…。
今日はここまで。文責 江口

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