正確には、作っていたものを取り出し、「来年用に」新しい味噌を仕込んでいた様子が放映されていた。
もう、何年も繰り返し作っているもののようである。
TVでは、味噌が出来上がるまでに1年熟成させるといっていた。
※10か月くらいの熟成で出来上がるという話もある。さらにその期間ほったらかしではない。天地返しなどといった作業も必要。
それはともかく、仕込みも大変だが、それだけの期間の熟成期間、管理期間を経て完成するのが味噌だということだ。
『手前味噌』という言葉はもともと、お互いに作った味噌を自慢し合ったというのが語源らしい。
それは、その期間をかけて「我が家の味(味噌)」が出来上がるわけだからだ。自慢もしたくなるのも納得の話。味噌は作ったことはないが、味噌が出来るまでの工程、期間を知れば有難みも美味しさも増す。
昨今、ワイン、ウィスキーブーム、ちょっと一時期より落ち着いたが熟成肉ブームなどもあり、「熟成」という言葉がとても流行っている。
1年でも自慢したくなるのである。それが10年とか20年とか50年といった期間の熟成なら余計である。
「手前味噌ですが…」と言えるくらいのこだわり、関わりのある何かは持っておこうと改めて思う今日この頃。
今日はここまで。文責 江口

タグ:手前味噌