2020年09月04日

ドーナツとドーナツの穴 第163回『様式美』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第163回は『様式美』

 「様式美」とは形が整ったもの、約束に従ったものに感じる美しさである。そうして様式に沿ったものがあふれると、様式から外れたものに魅力を感じる。やがてその外れ方にも様式を見つけるようになる…。


 「形」と「形から外れたもの」両方がないと美にはならない。様式に沿ったもの、様式から外れたもの両方がないと様式美は成り立たない。どちらかだけで成り立つところに、様式は成立しない。


 言ってしまえば、様式を見出すとは、ある事象を帰納⇒演繹し、演繹で外れたものをさらに帰納⇒演繹……と繰り返すこと。美術やファッションなどのブームが繰り返す理由の一つである。


 様式を突き詰めると、どんどん様式からはずれ、場合によっては傍からみると「元」に戻っているようにも見えることもある。「様式美」で言えば、美しく感じる、感じた理由を突き詰めるのが様式を探す旅であり、その旅の終着点は「美」そのものをより感じること。でもそれは、最初から感じていたものでもある。いわばゴールが出発点。すぐそばにあるのに、真に感じるには場合によって「遠回り」する必要がある。


 何かに美を感じ、様式を追求してその積み重ねが「様式美」になる。だが美は最初からそこにある…。追求すればするほどそれがわかるのが「道を極める(≒遠回り)」ことのように思う。

「ドーナツ」= 『様式美』

「ドーナツの穴」=『何かに美を感じ、様式を追及してその積み重ねが「様式美」になる。だが美は最初からそこにある…。追求すればするほどそれがわかるのが「道を極める(≒遠回り)」ことのように思う。』



今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 08:26| Comment(1) | ドーナツとドーナツの穴