2021年10月12日

不完全終活マニュアル その8

先が見えない人生の、終わりが見え始めた多くの人に贈る…?

 『不完全終活マニュアル』 その8

 『墓をあきらめて』

死後に何かを遺したいというのは、よほどの準備と遺る者の理解が得れないと、終活のセオリーから外れる。
多くの場合、死後に如何に遺さないか?が終活のテーマになるからだ。

万が一莫大な遺産が残る場合でも、生前に相続問題は方をつけて、片付けて、形を作っておくことだ。

……


 さて、墓をどうするのか?である。先祖代々の墓があるからそこに入ればいい?墓がないから準備しなければ…。いろんな思いがあるだろう。


墓は「遺るもの」の代表格でもある。ならば「遺る者」に意思を確認しておくのがいいだろう。「墓をどうしたいか?」は遺族の意思が一番重要なのだ。本人が墓を指定したり残したいと思っても、死後に遺族が墓じまいをすることだってあるのだ。



 遺る者に、「墓をどうしたいか?」を聞くことは、自分が墓をどうしたいか以上に重要だ。

遺る者に故人を悼む気持ちがあれば、墓に意味はある。しかも墓がなくても十分だ。
遺る者に故人を悼む気持ちがないのに、墓があっても意味はない。墓があることが問題にはなっても。




 墓は遺族のものである。墓は死後のことである。
逝く人がどうしたいか?もあるが遺る者がどうしたいか?それに尽きる。
逝く人の思い通りのお墓というのは、残る人の悼む気持ち次第。
だからどこかで「墓はあきらめる」。希望は伝えてもお任せする。それくらいの心持がいいと思う。




 今日はここまで。文責 江口
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posted by 江口 匡成 at 11:23| Comment(1) | 不完全終活マニュアル